◆◆◆アトモス(ATMOS)について◆◆◆

背中の大きなタンク内の特殊なサーモスタットが伸縮することで、 チェーンで繋がったゼンマイを巻き上げます。わずか1度の温度変化で2日間動けるそうです。この仕組みは、1928年にスイスのニューシャテルのジャン・レオン・ルターによって考案され、 1938年にジャガー・ルクルト社が開発し発売しました。 その後、スイス政府により国の重要な来賓客には、技術の象徴として伝統的に贈られて来た時計だそうです。今から60年以上も前のことです。

ATMOSのバランサー(文字盤下の円柱で振子にあたる部分)は、1分間に左右の往復運動をわずかに1回しか行ないません。ですから、ATMOS時計の寿命は、腕時計の約300倍と言われ半永久的なものと言われる様です 。
時間があてにならないと言う方もいらっしゃいますが、機械上部についている調整レバーで時間の進み遅れを自分自身で簡単に調整でき 正確(何秒差を競うものではありませんが)に時間を刻ませることができるのも魅力です。
自分自身で調整した優雅に動く時計は、しばらく見ていても飽きることがありません。
欠点をあげるなら、ガス封入の気密性に不具合が発生しガス漏れで動かなくなることもある様です。
もちろん、機械によっては50年動き続けている物もあるでしょう。
万が一動かなくてなっても修理は可能ですし、動かなくても置物としても貴重な物と言えるかも知れません。

(注意)引っ越しなどで移動される場合は時計正面下部にあるレバーを必ず締めてください。バランサーをつり下げているのはとても細い白金なので振動にはとても弱いです。